A-CAP式シクロクロストレーニングメソッド・シケインの高さは40cmで

シクロクロスと言う自転車競技の象徴的な部分が「シケイン」と呼ばれるコースを遮るように設置された柵(※シケインって呼ぶのは日本くらいで海外ではバリアって呼ぶことが多い)。

このシケイン、初心者にとって慣れない内は恐怖心も覚えるシクロクロスの最初の難敵。そして上級者にとっても、競った状況で素早くクリアできるかどうかで勝敗を分けてしまうことも有るポイント(※昨年、最後のシケインで逆転して優勝したレースも有りました)。

結局、どんなクラスの選手でもしっかり練習した方が良いのがシケインと言う訳です。

で、

今日は上手いシケインのクリア法ではないんです(※ごめんなさい、ニーズが有れば今度書きます)。

今日言いたいのは『シケインの練習をするなら、高さは40cmでやろう』と言うお話。



ルール上、シケインの高さは「最大40cm」となっていて、高さが40cmでも良いし、30cmでも25cmでも良いんです。

実際、最近は低いシケインが使われているレースもたくさん有ります。
でも、練習では40cmのシケインを使うことを強くお勧めします。

最近は低いシケインも多い。

でも、きっちり40cmのシケインも登場する。そして、40cmはやっぱり高い。



もちろん、保管場所の問題とか、資材の問題で40cmの高さが出せなければ、用意できたアイテムでしっかり練習すべきなのですが、陸上のハードル走と一緒で、シケインの高さが変わると、入っていく時のリズムが全然変わってしまうんです。

この際、普段から高いシケインで練習していれば、低いシケインには幾らでも対応出来るのですが、普段低いシケインで練習している人が、本番で高いシケインをクリアしようとすると、脚がもつれたり、自転車をシケインに当ててしまったりと、ミスをすることが多いです。

そして、実際に皆さんが自主練でどんなシケインを使用しているかネット等で見てみると、意外と低いシケインで練習している人が多い。
なかなか40cmのシケインを用意するのは容易では有りませんが、せっかく時間を作って練習するなら、ぜひ40cmのシケインで練習してみて下さい。
実戦で使える有効なテクニックが身に付くはずです。

また、40cmのシケインが用意できなければ、意識の中で「本当はもっと高いんだ」と思いながら、脚や自転車を高めに上げるようにして練習してみて下さい。

そんな感じでコツコツ基礎練すれば、きっとレースで成果が表れると思います。

脚を上げるのも、自転車を上げるのも大変だけど、やはり普段から40cmのシケインで練習しておきたい。