たぶん日本一詳しいスクルトゥーラ・エンデュランスのインプレ:その1

この度、当店では新しい試乗車としてメリダのエンデュランス系ロードバイク「スクルトゥーラ エンデュランス」を導入しました。
ぜひご来店頂き、お気軽に試乗して頂ければと思います。
(※試乗の際には身分証明書のご提示をお願いします)

とは言え、店主の身長に合わせたXXSサイズなので大きな方には合わないですし、来店できない方にもこのスクルトゥーラ・エンデュランスの魅力を知って頂きたいとインプレッションをまとめてみることにしました。

正直なところ、メリダであればリアクトやスクルトューラの方がメインで、こう言ったメジャーなモデルはインプレッションもたくさん出ていて情報も多いのですが、このスクルトゥーラ エンデュランスに関してはあまり情報が無いので、徹底的に走り込み、日本一詳しいインプレッションを目指したいと思っております。

今日はまずなぜスクルトゥーラ エンデュランスを試乗車として導入しようと思ったか、そのお話をしたいと思います。



出会いは3年前の夏のこと

思い起こさせば3年前の2020年夏。全国のメリダディーラーを集め2021年モデルを発表するディーラーズキャンプでのこと。当時のディーラーズキャンプの目玉は何と言ってもフルモデルチェンジしたリアクトでした。
(※その時のリアクトのインプレがこちらhttps://twitter.com/a_cap_akiruno/status/1293861708914495490?s=20)

この時に乗った新型リアクトは素晴らしく、その場で試乗車の導入を決めましたが、その次に気になったのがこのスクルトゥーラ・エンデュランスでした。

レーシングバイクばかり乗っていた自分にとってはエンデュランスロード自体が未知の世界だったのですが、初めて乗ってみて、踏み出した瞬間の加速がモサ~っとしていて「なんだこの反応の鈍い自転車は」と言うのが第一印象でした。

しかし、そのまま走っていると少し遅れてジワ~っと伸びてくる。反応こそ悪いものの登りも意外と登る。なかなか面白い自転車だなと感じました。
そして思ったのですが、このスクルトゥーラエンデュランスは踏んだ感じにとにかくダイレクト感が無い。それが反応の悪さと言うネガティブ要素に繋がっているのですが、「逆に脚にダイレクトに来ない分、長距離走った時に脚を残せるんじゃないか」そう考えたのでした。
とは言えこの時は試乗会。小一時間ほど乗っただけでは長距離での性能は当然確認することが出来ませんでした。
(※そもそもディーラーズキャンプで1台に1時間の乗るのは異常に長く乗ってる方ですが)

あの時のあの疑問を確かめる時が来ました。

スクルトゥーラ エンデュランスのじっくり掘り下げていきますのでどうかお付き合いください。