東海シクロクロス第2戦 ワイルドネイチャープラザ(JCX)レースレポート

久しぶりにレースレポートを書いてみました。

幕張のレースの後くらいから「今シーズンは色々気付きが多いから、書き留めておく意味も込めてレースレポートを書いてみようかな」と思い出したのですが、そのまま時間が経ち、気付けば松伏シクロクロスの前日になってしまったので、慌てて先週末のワイルドネイチャーのレポートを書いている次第です。

ワイルドネイチャーは砂のコースとして有名で全日本選手権も開催されたコース。

でも実は自分は走るの初めて。

初ものだし、東京からは割と遠方なので前日入りして試走をすべきところだろうけど、今回は当日早朝出発。

Jプロツアーを走っていたころは自然と泊りレースが多くなり、それなりに旅慣れていた感じだったけど、最近は泊りレースがめっきり減った結果、たまに泊りでレースに行くと、部屋が乾燥していたり、朝になると寒くて眠りが浅くなったり、布団がいつものと違うと熟睡できなかったりと、「2日もつぶして前泊した割には効果なかったな」なんて思うことが多くて、多少遠くても当日入りが色々と楽だなと思い始めた次第です。

今シーズンは東海も東北も当日入り。全日本だけは受付の都合で前泊するけど、宇都宮なので当日入りが可能なら当日入りでも充分だなと思っております。

そんな感じで早朝出発で愛知まで向かい、なんとか朝の試走に間に合うように到着。

ちょっと予定より遅くなり、朝の試走は1周半しか出来なかったけど、噂通りの砂のコース。

でも、一番ふかふかのところはどうやっても乗れないけど、それ以外はラインを選べば普通に乗って行けそうな印象。

でも、ラインが1本しかないので、前の人が降りたら付き合わされるなと言う感じ。ちょうどシクロクロス東京のラインが1本しかない区間と同じ感じのイメージ。こう言うコースは後ろに下がってしまうと下手な人の走りに突き合わされて厄介なコースだ。

この日のスケジュールはちょっと変則的でME1は最終レースではなく、昼の試走のすぐに後に出走。

そのためすぐに走れる準備をしてアップを兼ねて午後の試走を走る。

だいたいどこを走ればよいかイメージも沸いてきて、それなりにやれるんじゃないかと手応えを掴んだ直後、シケインを飛ぼうとして派手にこけた。

状況をよく覚えていないが、気が付いたら顔から落ちて地面に叩きつけられていた。たぶん、後輪ではなく前輪を引っかけたのだろう。痛くてちょっとすぐに立てない。

それでも起き上がって再乗車しようとしたが、口の中が血だらけ。ヤンキー映画でケンカして口から血が出てるやつみたいすげー血が出てる。おまけに変速機はセーフモード。

それでも20分後にはレースが始まるので、やっとの思いで試走を続けいざスタートへ。

転んですぐスタートラインへ。ヘルメットの前方が割れている。

転倒の影響はあまりないだろうと信じてスタートを切ったが、全然力が入らずズブズブ抜かれる。

コケた影響めっちゃあった。

あっという間に50番くらいまで順位を下げたが、その位置で踏ん張るのもせいいっぱい。

1周終わると周りのポジション争いも、そして自分ち自身も少し落ち着いたのでここからポジションを上げていく。

この辺の位置を走る選手と比べると明らかに自分の方が砂が上手いので、砂区間で1台ずつ裁いていきたいが、ラインが1本になる場所では前が降りて自分も降ろされる。そんな感じだからペースが上がらず、徐々に順位は上げたものの39位で終了。

この砂の下り以外は乗車で行けそうだったけど、周りに突き合わされてリズムが悪い1日だった。

何もできずに終わってしまった。

それでもスタートの20分前にあれだけダメージの大きな落車をしたことを考えたら致し方ないというか、出来ることはやったかなと言う感じもある。

ならばシケインなんて飛ばない方が良かったじゃんと言うことになるんだけど、それは結果論。

あのレイアウトを考えると、乗車のままシケインをクリア出来ればその勢いで一気に何台もパスできるし、体力的にもセーブできるから、その分を砂を踏む回せる。リスクを取ってやるメリットは有った。でも下が砂で、左に曲がってすぐに走るシケインの難易度に自分はまだ対応できなかった。

レースが終わってからの2日間はとにかく首が痛かった。そして首が少し良くなったと思ったら、今度は口の中の傷が口内炎になってただただ痛い。下唇の裏に1円玉くらいの大きさの口内炎が出来たのだから、食事をするたびにこの世のものとは思えない痛さが襲ってきて、いつも目に涙を浮かべながらご飯を食べている。

結局松伏までの1週間はただただ回復に努めて終わってしまった。

それでも明日は松伏シクロクロスなので今やれることはやる。

シケインについては。。。

正直怖い。いつも怖いけどいつも以上に怖い。

でも、いつもより少しリスクテイクはしつつも飛べそうなら飛ぶ。亘とか幕張とか完走したレースの終盤は足が吊りかけで、そう言う時に自転車の飛び降りと飛び乗りがないだけでものすごく体が楽だった。レースで少しでも良い成績を残そうと思ったら、シケインを飛ぶ恩恵はやはり大きい。そんなこんなも含め明日の松伏も頑張ります。